今日の自分が一番好き!そんな旅の途中。

海外留学で自信をつけたい〈ありがち〉な一般論にご注意

 

元国家公務員留学カウンセラーのAikoです。
私は、内閣府認証特定非営利活動法人留学協会の海外留学アドバイザー資格は持っていますが、心理カウンセラーではありません。
(「カウンセラー」と名乗ることからたまに混同されたりします。)

しかし自分の世界と他人の世界の成り立ちや線引きにすごく興味があり、学術的ではないものの心理学について少し学んでいたりします。

留学に行きたい人の中には、日本からの逃避や現状の打破等、今の自分を脱ぎ捨てたいと考えている方もいらっしゃいます。
言葉にすると「逃げ」のように捉えられてしまいそうですし、それ以外の理由は後付けでこじつけのよう・・・。
今回は、自分の自信を取り戻すために海外渡航を検討している人に向けたお話をしていきたいと思います。

Contents :

ちょっと自信を失いかけてる人は短期留学でも十分効果的

「自分探ししに海外行きます!」
というと
でたー!自分探しのこじらせ系!
なんて言われることありませんか?(私だけ?)

私は、

  • そうよ、そうですよ。こじれたアラサーは海外に自分探しに行くんですよ。だって日本では見つからないんだもん。
  • 今の職場で自分の将来設計して、これが自分の人生なんだって言い聞かせているみたいで納得できないんだもん!

と開き直っています。
そもそも私が海外に行く理由は、正直あなたには関係ないわって話ですよね。

自分の人生は自分の物で、他の人には傷つけさせない。
それが本能的にわかっている人や、過去の経験から学べている人は、大きくこじれることは少ないです。

仕事で自信を無くした、恋愛で自信を無くした、みんなそれぞれの人生で自分を見失ってしまうことは往々にしてありますが、自分を一番に大切にできる人は強いです。

そして海外留学(就学)に目を向けた時も、目標設定から問題把握、解決策への取り組みまでのスピード感が早い人が多いと感じます。
自分に自信があるからこそ自分の心の声を聞くことがうまく、自分が真に求めているものを掘り下げるのが上手なのですね。
(慎重派でじっくり時間をかける方もいますが、スピード感は人と比べる必要は無いです。)

自己肯定感が高い方に関しては、「自分探しに海外へ」は短期留学でも十分有効かと思います。
(もちろん海外大学進学や海外就労等の具体的な目標がある方に関しては、中長期的な海外滞在期間が必要となります。)

重症組は留学行く前に『自分』オリジナルの処方箋を

「自分に自信がない」と言うと、

  • もっと自分自身を認めてあげましょう。
  • 自分自身を好きになりましょう。
  • 自分のいいところ見つけて愛してあげましょう。

等とアドバイスされることが多いです。(本を読んでも同じようなことが書いてあったり。)

それらは決して間違いではありませんし、その言葉に救われた方もいるでしょう。
しかし重症組に一般論は通用しないのです。刺さらないのです。

自分を認めろ?できたら悩んでない!

自分を好きになる?自分が大切だから悩んでるんですけど?

必要な言葉が必要な形で自分の心にすとんと降りてくるのに時間がかかります。そして上っ面だけの一般論は全く響かないことが多いです。
一番いいのは、お金をかけてでもきちんとした専門家に話を聞いてもらうのが一番なのですが、自分はセラピーを受けるべきなのか、それほど悩んでいるのか自己判断しかねますよね。
私の場合はかなり自己肯定感が低い重症組だったと思いますが、負けず嫌いも手伝って、人に知られないように強がっていた気がします。

こういうタイプの人が海外に行くと、アウェイな環境に刺激されアクティブに動けるようになったり、誰も知らない環境で人目を気にせず自分らしさを取りもどせるというメリットがあります。
しかし逆に、海外の文化も受け入れられない日本にも帰れない、母国だけでなく海外にも居場所が無く疎外感を感じる、という最悪の展開になってしまうデメリットもあります。

自分の問題を理解して改善してから海外渡航を計画するか、自分の問題と共存する方法を頭に入れながら渡航準備を進めることをお勧めします。
本でも映画でも友達でも家族でもカウンセラーでもなんでもいいので、自分の心に響くオリジナルの処方箋を見つけてください。

私の場合

私は子供のころから自虐体質でした。
「自分に自信を持って!」という言葉を世間一般ではよく使いますが、私は本質を理解できていませんでした。
とても幼いころから自分に自信が無く、ありのままで愛されるという満たされた感情を味わうことが少なかったからかもしれませんね。

初孫であり、3姉弟の長女であったことから、両親や祖父母には厳しく育てられました。(弟が生まれる前、物心がつく前の時代はそれはもうチヤホヤされていたらしいですが。)
母の入院に伴い祖父母宅に預けられた時期がありましたが、その時に体重が爆増。
この頃はまだ「デブ」という感覚は無かったと思いますが、自分は可愛くない、愛されない子だという風に感じるようになっていました。

自分の自信を持てずに寂しい思いをしながらも、幼い頭で考えたこの世を生き抜く方法は、傷ついていない、平気なふりをすることでした。今思えばとても悲しいことです。
でもその当時はそれ以外どうしていいかわからなかったし、どうしたらいいかを誰も教えてくれなかったのです。
天真爛漫な周りの子たちをよそに、アマノジャクで斜に構えたまま私は成長していきます。

そして思春期前後になると、どうしても女子はグループを作りたがりますね。
好きなアイドル、スポーツチーム、ファッションブランド別にグループになり、○○系女子達は団体行動をしたがります。

グループに属するのも嫌だし、浮いているのも居心地が悪い。
私は学生生活にあまりいい思い出はありませんでした。
女子達に嫌われないように無理して馴染もうとして、自虐で笑いを取る自分が嫌いでした。


ちなみに、私は中学校の頃剣道部に所属していました。
自宅で毎日素振りを行う真面目な学生でしたが、強い選手ではありませんでした。
昇段審査は通るけれども試合には勝てない。これも自分の肯定感を更に下げる要因になりました。

その後社会人になって社交ダンスを始め、少しづつ自分に自信を持てるようにはなりましたが、自虐癖は染みついていて、中々治りませんでした。

体形をいじられるのも、性格をいじられるのも、嫌われて仲間外れされる恐怖よりはマシでした。
(まぁ太っていたこととかは事実ですし。笑)

漫画や小説、自己啓発系の本にはよく

  • 君は唯一無二の存在だ
  • 頑張っている自分を褒めて認めてあげて
  • 生きているだけで充分君は立派だ
  • 子供の頃の自分や両親を許してあげて

等と書いてあり、自分に言い聞かせるように何度も何度も読みました。
しかし、それらを飲み込もうとしても、こじつけのようでしっくりこないのです。
その時は気分が高揚しても、しばらくするとまた虚しくなってしまう。

そんな私が自分に自信がついた場所

それが海外でした。
「海外では新たな自分に出逢うことができる」という言葉の捉え方は人それぞれ。
生活習慣の違いから新たな自分を見つける人もいれば、言語を習得する過程で新たな自分のポテンシャルを見出す人も!

私の場合はイギリスのロンドンに2年間住めたという“環境の変化”が大きかったです。
特に何か大きなできごとがあったという訳ではないのですが、違う人種、違う見た目、違う言語、違う文化、違う体形、違う服装をした人たちが、みんな当たり前に共存しているロンドンで生活したからこそ、みんな違ってそれでいいんだと心の底から思えたのです。

もちろん自虐癖がすぐに治ったわけではないのですが、ロンドンで出逢う人たちは私が自虐を言うたびに真剣に訂正するので、だんだんと口にする回数が減ったように思います。

  • ロシア人弁護士の女の子が「Aikoはいつも可愛い!」と言ってくれたこと。
  • イギリス人の男の子が「Aikoは仕事を辞めてまで一人でイギリスに来るなんて勇気があるね。」と言ってくれたこと。
  • フィリピン人の同僚が「Aikoは笑顔がとてもいい。とても素晴らしい。」と言ってくれたこと。
  • ドイツ人男性が「君が体形を気にしている?いったいどこが気になるんだ?ここは日本じゃないだろ?」と言ってくれたこと。

全部、私の宝物です。

英語が堪能ではないために、自分の気持ちにごまかしがきかない。
それでもなお、自分を「大丈夫だ」と認めてくれる存在がこの世界にいることに、私はロンドンで気づくことができたのです。
日本に生まれ、20数年生活していた中で、一度も感じることができなかった感情でした。

相談するのは恥ずかしい、でも放置すると悪化する

「人に相談するほどではないが、なんとなく自分の人生や生き方に疑問を持っている。」
これは数多くの人が心に抱えているものかと思います。

友人や家族と話すことでストレス発散できたり、仕事や趣味で何かを成し遂げることで消化できることもあるかと思います。
しかし、どうにもこうにも考えがまとまらない、知人に聞いてもらっても参考文献を読み漁ってみても、無限ループのように何度も何度も思考が繰り返される・・・という場合は、専門家を頼ったほうが良いかと思います。

もちろん専門家も全知全能の神ではないので、すべてを一気に解き放ってくれるわけではありません。
しかし、

  • 自分は何が原因で何に苦しんでいるのか
  • 自分の物思いを解きほぐしていくにはどんなプロセスが必要なのか

という点を客観的な視点で見てもらえるというのはとても重要なことです。

「自分に自信がない」という状態は、ダイエットに悩む状態と似ています。
不服がある現状を作り出した要因は必ずしも一つではないという点です。

太ってしまった原因は昨日食べたケーキ?最近行けていないジム?体形が隠せる洋服に頼っているから?

何が1つが原因なのか?それとも複数?あなたにあった解決法は?というのは個人個人では違うと思いませんか?

私は心理カウンセラーの回し者ではないので、おススメのカウンセラーのご紹介等はできません。
しかし、「自信がない自分を変えたい。」という留学希望者(ワーホリ希望者)の方のご相談にのることは可能です。

  • 思いもしなかった「自分を認めてくれる存在」
  • 私という存在は何も恥ずかしくないし、誰とも比べることができないという確信
  • 私は私のままでいいのだ、という安心感

は、海外経験を経て手に入れることができるものだからです。

「自分に自信を持つ」「自分を認める」という事は、容易なことではなく、意外と難しいことです。

いくら精神論で自分自身に思い込ませようとしても、自分の胸にすとんと降りてくるような、しっくりくるような感覚を自分で感じることができない場合「見つけた気になっているだけ」になってしまいます。
そんな自分は、また簡単にブレてしまう。

答えがすぐに見つからなくても、焦らずゆっくり探して欲しいと思います。
見つかった気になって自分をごまかして生きていくよりは、自分探ししながらよりよい人生を追いかけていくほうがずっと輝いているはずですから。

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