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【海外留学帰国後のリアル】就職面接で聞かれる「海外で苦労したこと」

 

今から海外に行く方、現在海外にいて帰国予定の方、帰国後の就職について心配ではありませんか?

  • どんな仕事につけるのか
  • 海外滞在期間をブランクとみなされないか
  • キャリアチェンジは可能なのか

不安になっている方もいらっしゃる方も少なくないと思います。

私自身、日本では国家公務員としての職歴しかなかったため、海外での職探し以上に帰国後の就職活動が不安で仕方ありませんでした。
しかし幸いなことに留学先で帰国後の就職のお話を頂くことができ、そこで就労経験を積んだのちに大手企業に転職することもできました。
今回は、自身の体験と併せて、留学会社での留学カウンセラーとしての経験も踏まえてお話をしていきたいと思います。

Contents :

  1. 海外で就職?日本で就職?
  2. 帰国時の就職、おすすめの業種は?
  3. 海外経験者の面接で聞かれる「あるある」
  4. 働き方にも多様性

①海外で就職?日本で就職?

海外渡航(希望)者は、海外でそのまま永住したい!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
学生ビザやワーキングホリデービザの間に就活をして就労ビザの発給を行ってくれる企業を見つけることができる人もいらっしゃいますが、アメリカのように学生ビザでの就労が認められていない国や、イギリスのように就労ビザ発給要件が厳しい場合は現地就職が難しいことも。
現地就職を試みる方は、修士課程等の正規留学をされたり、より専門性の高い留学を選ばれるといいかと思います。

「海外就職したいけれど正規留学はできない。」「海外での就職が確約されてないのに短期語学留学やワーキングホリデーなんていけない・・・」と尻込みされる方も多くいらっしゃいますが、行動を起こさなければ選択肢が増えることはありません。

例えばイギリスの地方都市に2年間滞在(YMS)されたAさん。

就職に有利なのは首都ロンドンですが、Aさんは英語力をしっかりと伸ばしたかったこともあり、穏やかな地方都市での就労を選ばれました。日本帰国後はエアラインのお仕事を目指すべく日本の専門学校に申し込んだそうですが、たまたま国外でのエアライン会社の求人を目にされ、直接現地に面接に行き、見事CAのキャリアを手にされました。英語力がしっかり身についていたことと、海外で身につけた行動力の賜物です!

行動を起こした先に、切り開かれる道が増えていく。
信憑性があがると思いませんか?


②帰国時の就職、おすすめの業種は?

よく留学前、留学中の方から頂くのは、「帰国後の留学生にお勧めの仕事は何ですか?」「どのような職種に就きやすいですか?」という質問です。
留学経験者は英語を活かした仕事に就きたい!と思われる方も多いかと思いますが、実際に帰国した人がみんな英語環境で仕事をしているかというと、そうではありません。
もちろん留学先で身に着けた英語力を仕事に活かしている方もいらっしゃいますが、それは自分のスキルの一つであり、選択肢を広げるツールのようなものです。

実際に帰国した人は、製造(メーカー)、商社、金融、サービスと等幅広い業界のお仕事を選ばれていますし、職種も総務、人事、経理、会計、法務、貿易事務、一般事務、営業、マーケティング、Web関連等様々です。
海外に行ってきたから〇〇の仕事ができる(〇〇しかできない)という固定観念を外して職探しをされるといいかと思います。

しかしもちろん、せっかく海外に行くなら帰国時の就活時に有利になるポイントを身に着けたい!と思う気持ちは非常によくわかります。
以下のデータをご覧ください。

企業が海外就業体験者に期待する能力

*中小企業1,069社のアンケート結果による、企業が海外経験のある若年層に期待する能力、資質
1位:主体性・積極性
2位:コミュニケーション能力
3位:語学力
4位:チャレンジ精神
5位:ストレス対応力
出典:「海外体験を有する若者の採用・活用に関する調査報告書」
(平成25年度厚生労働省委託 JAOS海外留学協議会調べ)

上記内容は、企業が欲するグローバル人材の能力と資質になるのですが、「英語力」よりも「主体性・積極性」「コミュニケーション能力」等を重視している点に注目してください。
求職者側からすれば、企業が留学生に求めるのは、翻訳業務海外事業部での国外業務等を想像しますが、実際には海外で身に着けてきた国際感覚を求めている企業が多いのです。
実際の所、英語の読み書きができる人は既に日本にもたくさんいますし、日本語が流暢な在日外国人もいるので、英語だけができるというのは強みにならないのです。(翻訳アプリの性能も上がっていますしね。)


③海外経験者の面接で聞かれる「あるある」

上記内容に続いて、日本帰国後の就職(転職)活動において重要なことをご紹介していきたいと思います。

企業側が留学生に求めるのは「英語力」だけではないというのはわかって頂けたかと思いますが、では海外で身に着けてきた国際感覚をどうやって面接でアピールすればよいのでしょうか?
「主体性・積極性」や「コミュニケーション能力」は目に見えるものではないので、いかにうまく伝えるかが重要になってきます。
よって、留学先での活動は以下の点を意識しながらの生活を心がけてみてください。(帰国済みの方は自身の経験の中から振り返ってみてください。)

  • 語学力を形に残す(TOEICやIELTSの受験等)
  • 海外のコミュニティで主体的に行動し、周囲に好影響を与えるエピソードを作る
  • 日本の常識が通用しない、お膳立てがない環境で成し遂げ事をリスト化する
  • 自分の力でなんとかできたという経験と自信を持つ
  • 海外生活で獲得した成果・成長を振り返り、総括する
  • 自分の成長を言語化する
これらを自分の言葉で第三者に伝達できるようにすることはとても大切です。
というのも、面接でよく聞かれる内容は下記のような内容が一般的であり、留学経験者には強みとしてアピールできる項目が非常に多いからです。
  • 自己紹介をしてください。
  • 今どんな業界、企業をうけていますか?
  • なぜ〇〇業界を希望しましたか?
  • 当社に応募された理由(志望動機)について教えて下さい。
  • どのような仕事に自信がありますか?
  • 仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
  • 入社後に会社へどのような貢献ができますか?
  • 仕事上の“成功体験”あるいは“今までで最も苦労した業務の内容”をお聞かせ下さい。
どの項目も重要な質問事項であり、留学先での経験をアピールすることができるのですが、個人的には一番最後に挙げた「仕事上の“成功体験”あるいは“今までで最も苦労した業務の内容”をお聞かせ下さい。」という質問が、留学生にとって最大のアピールポイントだと感じています。

どんな状況で、何を課題と捉え、どう工夫し、どのような提案・行動を行ったか、そして結果はどうなったか、どう乗り越え、何を学んだか、等を具体的(数値化できるエピソードを盛り込むとなおよい)に話せるようにしておくとよいでしょう。
海外で就学、就労を経験した人達は、異文化の国外にて人一倍苦労を積んできているわけですから、アピールの場として披露できるように準備をしておくことをお勧めします!
(新卒の方を除いて、社会人経験がある方は即戦力になれるかが非常に重要です。海外経験を積んだ自分が、希望する企業にどのようなメリットをもたらすことができるのかをアピールできるよう、しっかりと言語化しましょう。)


④働き方にも多様性

2020年は、コロナによるリモートワークの普及等で働き方が大きく変わりました。
他にも働き改革の推進により、勤務時間や休暇取得の見直しが行われたり等、私たちの働き方にも多様性が出てきているかと思います。
かつての長時間労働が美徳とされる概念も少しづつ変わり始め、副業や兼業を公に行う方も増えてきましたね。

大学卒業、正社員、定年まで就労が安定とされてきた日本社会ですが、人口減少や高齢者の増加に伴いその安定の定義が揺らいできています。今の時代は個人が重要視され、どこでも働ける人材が真に安定した人材と言えるのではないでしょうか。

少しでも可能性を広げるために海外経験というのは非常に有効です。
一般的にグローバル人材と言われる人たちは、【言語力】【専門性】を武器に世界で活躍しているように見えます。しかしその域に達するには【ビジネスの基礎】【国際感覚】が身に着いていることが前提にあります。
*ここでいう国際感覚は、留学先で身に着けることができる、主体性、突破力・実行力、非言語コミュニケーション力、状況対応力、パッション、メンタルタフネス、どこでもやっていける自信等を言います。

自分らしく生きるため、多様性が認められつつある日本社会でより多くの選択肢を持てる人材になる為、海外経験を有意義なものにして頂きたいと思います。


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