今日の自分が一番好き!そんな旅の途中。

スタバが好きすぎた女が海外のスターバックスコーヒーで働いた話@London

 

元国家公務員留学カウンセラーのAikoです。
今回お話するのは、元国家公務員だった私が、あまにりもスターバックスコーヒーが好きすぎて、ワーキングホリデーのアルバイト先としてロンドンのスターバックスを選ぶまでの道のりについてです。

「飲食店経験が無い人でもバリスタになれるの?」
「そんなにスタバが好きってどんだけよ?笑」
「海外のスタバで働くってそんな感じなんだろう」
海外渡航をお考えの方にも、ぜひお読み頂ければと思います。

〈元国家公務員が海外留学に至った経緯については以下のリンクをご参照ください〉

〈かなり人から嫌われる仕事だった〉語学力無しの元国家公務員が留学を成功させた方法

どのくらいスタバが好きだったかという

私はお酒が飲めないので、好きな飲み物というと、コーヒー、紅茶、ホットチョコレート(各種結構な量のミルク必須)となります。
ですので、高校生の頃に出会ってしまったスターバックスコーヒーというお店に衝撃を覚えたのは言うまでもありません。
『自分の好きな飲み物に溢れている!おしゃれだし甘い!!』
ものすごい頻度でスタバに通っていたと思います。(お察しの通り体重も右肩上がりです。)

国家公務員時代は転勤続きだったので、市内にスターバックスが無い陸の孤島で勤務していた時期もありました。
それでももちろん店舗に出向きたくなる時は当然あります。
どうしても我慢できないときは片道2時間弱車を走らせてスタバまで通うこともしばしば。

あまりに好きすぎで、アメリカのシアトルにある第1号店にも行ってきたほどです(笑)

渡航前に知る「スタバは意外と英語力が必要」

高校卒業後すぐに省庁大学校に入り国家公務員となってしまった私は、過去に飲食店でのアルバイトを経験したことがありませんでした。
公務員時代は“退職する”、“他の仕事をする”なんてことを考えたこともなかったのですが、「せっかくワーキングホリデーに行くのであれば、日本では経験できなかったことをしたい!スターバックスで働いてみたい!」と思うようになりました。

そこでワーホリ経験者に相談をしてみたところ、

  • スターバックスは日本食レストランよりもハードルが高い
  • 英語力が低いと採用されない
  • 日本人の採用率は低い

という事を知りました。

英語力が低かった私にとってはかなりの衝撃でした。
もちろん英語ができずに仕事ができるとは思っていませんでしたが、この時点でかなりの自信を失ってしまったことを覚えています。

私は公務員を辞めて、まずカナダのバンクーバーでワーキングホリデーを行いましたが、スターバックスは敷居が高かったため、スタバを通り過ぎた先にある、お土産屋さんでアルバイトをさせてもらうこととしました。
そこで少しづつ、多国籍な人たちと働くことに慣れる練習から始めることにしたのです。

いよいよロンドンでバリスタに!アプライ方法と当時の英語力

カナダからロンドンに移り、早速仕事探しを始めることに。
“英語力が無いとスターバックスでは働けない”というのは分かりましたが、だからといって働かずにボーっとしている訳にも行きません。

「とりあえず履歴書を書こう!」と思い、スターバックスのWebサイトからアプリケーションフォームをダウンロードし、当時のフラットのオーナーに頼んで大量に印刷してもらいました。
(今思えばパソコンで必要項目入力してから印刷してもらえばよかったのに、気合が入りまくっていた私は全て手書きをするためにかなりの部数を印刷してもらってしまいました。)

オンラインでアプライできるという情報も見ましたが、自分で履歴書を持って行った方のブログも読んだので、

  • スターバックスのアプリケーションフォーム
  • CV(英文履歴書)
  • CL(カバーレター)

を、希望の店舗数分作成し、配りまくる作戦を取ることにしました。

CVとCLはパソコンで作っていたので全面手書きは免れました。

1店舗目

英文履歴書(以下「CV」とします。)を配りまくるつもりで、気合をいれてセントラルロンドンに繰り出した私は、まず最初に自分が一番行くことが多くて、雰囲気が好きな店舗を訪れました。

働いていたバリスタに声をかけ、現在仕事を探していて、店舗マネージャーにCVを渡したい旨お願いしたところ、「ちょっとマネージャーに聞いてくるから待っていて」と言われました。
CVを渡してからバリスタがマネージャーにの所に行っている約5分間は、おそらく今までで一番緊張したスターバックスでの滞在時間だったと思います。

5分後、小柄な女性のマネージャーが私のもとにやってきて「あなたがAikoね?CV見たわ。時間があるなら今面接するけどどう?」と聞かれたのです!

スターバックスにCVを持って行っても、なかなか面接まで行くのは難しいという噂を聞いていたので、飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。
『まさか一発目でこんなにも簡単に面接にこぎつけることができるなんて!』


私の当時の英語力は初級から中級程度で、更に緊張していたので聞くに堪えない受け答えだったと思います。
しかしマネージャーの彼女もイタリアからの移民であったため、言語力を理由に私を雑に扱うことはありませんでした。
ロンドンに来たばかりである私の話を最後までしっかりと聞いてくれました。
(後から分かったことですが、私のCVの備考欄に「趣味・イタリア語」と書いていたのも彼女にとって高評価だったようです・・・笑)

彼女は私に1日のトレーニングの機会を与えてくれました。
しかし、初めてのトレーニングの最中にも関わらず、お客様にお出しするラテを素人の私に作らせたり、動きが遅いだの声が小さいだの、中々のスパルタマネージャーでした。

ロンドンの中でも有名かつ主要なエリアにある店舗だったこともあり、彼女はプライドをもって店舗を守っているとのことでした。
そんな彼女の仕事に対する姿勢は尊敬に値しましたが、私の当時の英語力では、このスパルタマネージャーに説明(反論)したり意思疎通を図るのは厳しいかと思い、ここでのお仕事は辞退しました。
(もう少し英語力が高ければ彼女といい仕事ができたかもしれない・・・と悔やまれます。やはり英語力はとても重要なのです。)


私は辞退を申し出ましたが、ありがたいことに引き留めてもらえました。
彼女から、「あなたならここで働けると思うわよ?私は厳しいことを言うかもしれないけど、あなたにはここで働いてほしい」と言って頂きとても嬉しかったのですが、公務員時代に厳しい環境で10年弱耐え続けた私は危険信号を感じていました。

仕事に楽さを求めるわけではありませんが、委縮してしまう環境ではもう働きたくないと思い勇気を出してお断りしました。
英語がもう少し流暢であれば“委縮する環境”とは感じなかったかもしれないのに・・・。
とても残念でした。

2店舗目〈念願のバリスタ〉

1店舗の経験を踏まえて、“スタバならどこでもいい”ではなく、従業員の雰囲気や、店舗内の清潔さ等も自分が働きやすい環境の目安にしようと思いました。

よく見てみると、各店舗のマネージャーによってお店の雰囲気がだいぶ異なることに気づくようになりました。(店舗によっては採用されているバリスタの人種に偏りがあったりすることも!*人種差別という意味でなく。)

できるだけ通勤しやすいロケーションかつ雰囲気のよさそうな場所にしぼって3店舗にCVを配ったところ、そのうちの1店舗から電話で返事を頂き、面接という流れに!

1店舗目の経験から、トレーニングの際には黒シャツ、黒トラウザー(ズボン)を着用することを学んでいた私は、面接にもバリスタスタイルで訪問しました。
マネージャーは苦笑気味に「あなたはもうトレーニング受ける気でいるのね!それなら今日一日働いてもらおうかしら!」と、すぐにトレーニングを受けさせてもらうことができました。


こちらの店舗では初日からお客様にお出しするラテを作らされることは無く、しっかりと手順を教えてもらうことができました。
トレーニング終了後、マネージャーから「採用するかどうかを決めたら連絡する」と言われましたが、仕事探しに焦っていた私は『他のスターバックスからも面接の連絡が来ているので、もし他の店舗から先にオファーをもらうことができたら、そっちで決めるかもしれない』旨を必死に伝えました。(片言英語で。)

すると1分程「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」と頭を抱えたマネージャー。

静かな時間が流れた後。

マネージャーはゆっくりと顔を上げて、笑顔で「OK.You got a job!」とその場で私を雇うことを決めてくれたのでした。
この日の帰り道は嬉しくて嬉しくて・・・何とも言えない感情にドキドキしながらTubeに乗って帰りました。
今でも鮮明に覚えています。

国際色豊かな職場

私が働くこととなったスターバックスの店舗は国際色豊かな店舗でした。
マネージャーはポーランド人、バリスタたちもイタリア、フランス、東欧、中東等様々な国からの移民が多かったです。(日本人のワーホリ女性も一人いました)

その中で唯一イギリス人だったのが黒人の女の子
全員を並べて、この中でイギリス人は誰だ?と言われても見た目だけでは本当に判別ができないんだと改めて感じました。

『ロンドンらしいな~』
と、海外で働くことの醍醐味を感じた第一歩でした。

「お名前教えてください」のギャップ

英語力が低かった私は、仕事を覚えるのも一苦労でした。
ビジネス街のスターバックスで働いていた為、平日の朝と昼のお客さんの数は尋常じゃなかったです。

朝6時30分の営業に間に合わせる為、6時出勤が必要でしたが、当時私はロンドン中心地から離れたフラットに住んでいた為通勤方法が限られており、3時30分起きで4時のバスに乗り、5時30分にお店に到着するという過酷な日々を送っていました。
(マネージャーは優しい人でしたので、最初のうちはマネージャーが面倒を見ることができる平日昼間で私を働かせるようにシフトを組んでくれていました。決してブラックではありませんよ!笑)

ある時マネージャーがオフィスで私を指導していた時のことです。

マネージャーAiko,お客様の注文を受けたときは、名前を伺って提供するカップに名前を書いてね。そうでないと渡し間違いが起きてしまうから。

私は、海外のスタバっぽいな~とウキウキメモを取っていました。

マネージャーじゃあ、お客様に名前を聞くときは、どうやって尋ねる?

そう聞かれて一瞬考える私。ほかのみんなはどう聞いてたっけ・・・・?

そこにたまたま休憩で戻ってきたイギリス人の女の子Dが通りかかりました。

マネージャー:「あ!D!あなただったら、お客様にお名前を聞くとき、いつもなんて聞いてる?」

D・・・・・Can I have your name please?

マネージャー:「その通り!さすがDね!」

私は腹の中で

うそつけーーーーーーーーーーー!!
いつもDは「Name?」か「Your name?」って超ぶっきらぼうに聞いとるやーーーん!!

と突っ込んでいました。(笑)

実務上はさておき、スターバックスの接客としては、「お客様に失礼にならないよう丁寧な英語を使いましょう」と教育されました。
日本語でなら丁寧にできますが、英語だど気を付けなければならないポイントがたくさんあるなと、ビジネス英語の重要性を痛感しました。

*ちなみに、世界各国の名前は仕方ないにしても、一般的なEnglish Nameのスペルミスが無いようにと厳しく言われていました。よくある名前一覧(手書き)を渡され、家で練習して来いといわれました。漢字ドリルを思い出しながら練習しました。

不真面目なくせに意外としっかりしている

こうして毎日いろいろなことを学びながら試行錯誤しつつバリスタ業務を続けていました。
(ドリンクが無料で飲めたり、食事のディスカウントがあったりと、スタバ好きにはたまらない環境だったのは言うまでもありません。)

しかし日本の丁寧な接客や、清潔な店舗と比較して、海外のスタバは意外と大雑把だな・・・と目につくことが増えてきました。

多店を含む一部のバリスタは、仕事をしながらスマホをいじっていたり、海外に多い個人主義の人が多く、自分の主観(気分)で動く人も多かったです。(あと気性が激しい人も・・・)

もちろん全員が全員そうではなく、思いやりに溢れている人や、攻撃されそうな私をうまくカバーしてくれる人もいました。

そんな大雑把で適当な人が多いチームでしたが、衛生面だけはしっかりとしていました。
食品衛生のテストを受ける等のスターバックスのポリシーはもちろん、マネージャーとスーパーバイザーがとてもしっかりしていたので、衛生面に関してはみんなとても厳格に管理していました。

一度配達業者さんが、正面玄関が開いていなかったという理由で、要冷蔵のサンドイッチやケーキを玄関に置き去りにしてしまったことがありました。
寒い季節でしたし、外に放置されていた時間も2時間程度でしたので、そのまま販売するのかと思いきや、スーパーバイザーが全て廃棄と判断しました。

とてもじゃないけどお客さんには出せない。でも食べたかったら持って帰っていいよ。と言われ、大喜びでみんなで山分けしました。

普段店内でふざけているヨーロピアンスタッフが多めでしたが、そういうところはちゃんとしていました。

海外で働くのに必要なことが身に染みてわかった(気がした)

ロンドンでのスターバックスの仕事は、コネもツテも無い海外で手探りで手に入れた初めての仕事でした。
(カナダでの仕事は英語環境ではありましたが、知人の日本人に紹介してもらったものでした。)

スタバで学んだ海外で働くのに必要なことは、本当に基本的なことばかりだったかもしれませんが、当時の私にとってはとても大きな学びとなりました。

  • 積極的に動く行動力を身に着ける
  • 他人の目を気にしすぎず自分の業務を全うする強い意志を持つ
  • 日本人ならではのおもてなしの心を上手く使う(やりすぎない)
  • 自分の伝えたいことを明確に伝える(ニュアンスに頼らない)

頭ではわかっていたにも関わらず、やってみるとこんなにも大変なんだと改めて気づいたことが沢山ありました。

スターバックスでの仕事の経験を積んでから、日系企業を中心にオフィスワークの仕事も検討し、様々な企業の面接も受けました。

しかし、せっかく海外にいるのだからこそ、できるだけ人と関わる仕事がしたいと思い、接客の仕事をメインに複数の仕事に挑戦することに!
いろんなお店で様々なことを学ぶことができたと思っています。

海外での就労で身に着くのは英語力だけではありません。
グローバルな社会で働くことができるメンタルタフネスや状況対応力が身につきます。

まずは働くための英語力が前提条件として必要にはなってきます。
せっかく海外で働けるチャンスがあるのであれば、即戦力となることができる英語力を身に着けて渡航することを強くお勧めします。

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