今日の自分が一番好き!そんな旅の途中。

【肌断食5年間の体験談】20代後半から30代前半での肌質改善の感覚!

2021/05/24
 

私は2021年1月現在でちょうど肌断食5年目を迎えます。
肌断食と一口に言っても、人によって定義が異なったりやり方も違うと思います。
私の場合は宇津木龍一先生の宇津木式スキンケア(つけない・こすらない・洗いすぎない)をベースに、様々な文献を参考にしながら試行錯誤、手探りで肌質&体質改善を行いました。

藁にもすがる思いで始めた5年に及ぶ肌断食の効果と今後の記録について書き記しておきたいと思います。

肌断食の軌跡 :

肌荒れになる前の状態

元々肌は強くなく、子供の頃からそばかすやニキビが多い体質ではありました。
高校生の頃は化粧も禁じられていたので、特に特別なスキンケアはせずニキビ用の洗顔や保湿剤を使う程度。

そして高校卒業後は国家公務員として就職し、親元を離れたこともあり自由に化粧ができるようになり、日に日にメイクが濃くなっていきました。(笑)
皮脂の多さやニキビ、乾燥等の悩みはありましたが、人並みだったと思います。
同期の仲間たちと化粧品売り場のカウンターに行ったり、美容系サロンに通ったりと、美容知識を得るためにお金と時間をかなり費やしていました。

そんな中で、根が真面目な私は、

  • 化粧は必ず専用クレンジングでしっかり落とす
  • 皮脂の汚れを落とすためにダブル洗顔を徹底
  • 入浴後はすぐに化粧水でたっぷり保湿
  • 上質なクリームでしっかり蓋をする
  • 定期的にサロンに通う
  • メイク道具はこまめに洗う(汚い手で顔を絶対触らない)
  • 水分を体内外から適度に定期的に摂取する

等を、きちんと遵守し、なおかつ数多くの化粧品メーカーさんの商品をライン使いし、肌にあうブランドを探し続けていました。

プチプラコスメ、オーガニック製品、皮膚科推奨の敏感肌向けシリーズ、高級ブランド等々、色々なものを試してきましたが、そもそもの肌が強くないのでどうしても透き通った透明感の肌にはなれずにいました。
お酒は飲まない煙草もしない、食生活にも気を付けて運動も定期的に行っている、それでも肌質は良いとは言えず、20代半ばになっても慢性的な脂性肌と乾燥肌によるニキビ(吹き出物?)が続いていました。

夜遊び好きで化粧を落とさずに寝ても、白くてハリのあるツヤ肌をキープできている友達の肌質が羨ましくて仕方ありませんでした。

肌荒れ(酒さ様皮膚炎)が起こってしまった時

私が初めて大きな肌の異常を感じたのは2015年の秋にイギリスのロンドンで短期留学をしていた時のこと。
その短期留学の前にも北米、ヨーロッパ、オセアニアでの滞在経験があったのですが、いづれも大きな健康トラブルは無かったので大丈夫だろうと思いつつ、念のためシャンプーやスキンケア等の肌に触れるものは使い慣れた日本製品を持って行っていました。

しかし滞在して最初の1週間で風邪のような症状と肌の異常を感じるようになったのです。

詳しくはこちら

【海外留学と化粧】日本の化粧品、滞在全期間分必要?

おでこに今までにないぐらいのブツブツとしたニキビができ(今思えば湿疹だったのかも・・・)、倦怠感や熱っぽさを感じるようになりました。
それでも最初は、「環境変化によるストレスでニキビが一時的に悪化したのだろう」ぐらいにしか思っていなかったので、ファンデーションで隠して学校に通っていました。

詳しくは上記ブログにも記載していますが、2週間経過する頃には顔全体にニキビ(湿疹?)が広がり、学校を休んで病院に行くレベルになってしまいました。
頭皮も体も異常が無いのに顔だけがお岩さん状態で、部分的に膿んでかさぶた状になっている部分も。顔の皮膚が熱くてかゆくてたまらないのですが、触ったり皮膚を動かすとかさぶたが破れてまた膿んでしまう。病院にいっても原因不明で的確な薬が処方してもらえない・・・悪夢のようでした。
すっぴんよりも数億倍恥ずかしい顔になってしまい、せっかくの留学生活が台無しになってしまいました。
(この時の状態はあまりにもひどかったので写真にも残していません。写真だけ見ると家族もかなり心配するだろうと思い誰にも見せていませんでした。)

あまりにも状態が悪かったので、日系のお医者さんが打開策として「ステロイド」を塗ることを提案してくれました。

体に異常は出ていませんでしたが念のためと体用、顔用の2種類(+飲み薬)を処方してもらいました。
・ステロイドは効果が強いから絶対に乱用してはいけない
・体用のステロイドは顔には塗ってはいけない
という事を言われたのですが、私はこの時ステロイドのことをあまり理解しないままに薬を受け取ってしまいました。

このステロイドがすごかった!

塗った次の日には顔のブツブツがあっという間に収まり、数日後には肌が真っ白!というレベルで綺麗になったのです。
通常時の肌悩みを抱えていた時より綺麗なんじゃ?!というまでにきれいになってしまったことと、ステロイドを使うのを辞めたらまたあの時のようなとんでもない状態に戻ってしまうのでは?という恐怖から、肌荒れが収まった後もステロイドを使い続けてしまいました。留学期間は約2か月でしたし、帰国したら近所の皮膚科に行けばいいやという軽い気持ちでステロイドを塗り続けてしまったのです。

乱用してはいけないと言われていたにもかかわらず、中長期的に使い続けてしまったステロイド。
帰国してからは、「ステロイドが効かなくなった・・・・?」「一番ひどかった時ほどではないけれども、赤みが引かないし、ザラザラして荒れてる・・・。」そんな風に感じる状態になっていました。
そこで近所の皮膚科にかかりましたが、「慣れない環境で肌が荒れたんでしょうね。とりあえずステロイドは辞めてこちらの薬を塗ってください。あとは化粧を数カ月しなければ治りますよ。」という診断内容でした。

肌断食に慣れた今でこそ化粧をせずに外に出ることに抵抗はありませんが、『社会人女性は化粧をするのが身だしなみだ』『女なら化粧ぐらいしろよ』という環境で働いてきた多くの女性にとって、すっぴんで社会に出ることがどれだけ苦痛かわかるでしょうか?
お医者様は年配の男性だったので仕方なかったのですが、「数カ月化粧しなければ治りますよ。」なんて軽い言葉で診断を終えられたことが非常に悲しかったです。

それから評判のいい皮膚科や親身になってくれる女性医師がいる皮膚科等をたくさん回りましたが、肌が改善する様子は全く見られません。
赤くガザガザになってしまった肌はファンデーションを塗っても隠せませんし、またイギリスの時みたいになってしまったらどうしようと思うと不安で仕方ありませんでした。

たくさん本を読み、ブログを探し、皮膚科医に質問を繰り返し、結果として私の肌はステロイドの乱用によって酒さ様皮膚炎になってしまったという回答にたどり着いたのです。

酒さ様皮膚炎(しゅさようひふえん、rosacea-like dermatitis)とは、紅斑、丘疹と膿疱、毛細血管拡張のうち1つ以上の症状から診断される酒皶のような皮膚病変をきたしたもの。顔面への長期間のステロイド外用薬や、タクロリムス(局所カルシニューリン阻害剤)の使用によって酒さ様皮膚炎が生じることがある。
ステロイドによる皮膚症状の主な症状のひとつ。
-Wikipediaより引用抜粋-

肌荒れが悪化しただけだと思っていたのに、思った以上に大変なことになってしまったと感じ怖くなりましたし、いつになったら元に戻るのかわからず途方に暮れてしまいました。

「もうこれしかない」肌断食に至った時の心情

肌はボロボロでしたが仕事を休むわけにはいかないので、マスクと眼鏡でごまかしながら仕事に行っていました。(肌の乾燥を防ぐべく、皮膚科医の先生から処方された薬と化粧水をつけメイクをせずに過ごしていました。)

「お前が化粧をしているかどうかなんて、誰も気にして見てない。(笑)」
等という人(主に男性)もいましたが、人と関わることも多い仕事をしてる以上やはり見た目には気を使いますし、心ない言葉を投げかけてくる人は実際に多くいました。
人と話すときに真っ先に目に入る顔が汚い、これは見た目の問題だけでなく、人と関わるときの自信の有無にも繋がる為本当に辛いことなのです。

数カ月たっても直る兆しはなく、肌にいいといわれる情報を片っ端から読み漁り、祈るような思いで皮膚科に通い続けました。
「私の肌は一生このままなのだろうか・・・」
と途方に暮れながらも寝る前にスマホで改善方法を調べていた時、『肌断食』の情報に行きついたのです。

肌断食については全く情報を調べたことが無かったのですが、たまたま最初に目にしたのが宇津木龍一先生の宇津木式スキンケア(つけない・こすらない・洗いすぎない)でした。
今まで頑張って肌を清潔に保つ努力をし、保湿やスキンケアに励んできた私にとっては、なにもしないスキンケアはすぐに受け入れられるものではありませんでした。

洗顔は「ぬるま水」で
乾燥対策は、ワセリン
ファンデーションは、石けんでオフ
ポイントメイクはOK
日焼け止めは、なるべく使わない、等々・・・

*各々の肌状況に応じて推奨される方法は異なりますので、文献を参考のうえ自身にあったやり方で取り入れられることをお勧めします。

急に過度な肌断食を始めることで、乾燥による皮向けがひどい人もいるという情報も目にしましたし、これ以上状況が悪化しそうな方法はリスクがあるように感じました。

しかし、

  • 毎日の丁寧なスキンケアが、実は逆に肌を痛めてつけ、結果、ひどい乾燥肌や敏感肌になっている
  • 肌の保湿力とバリア機能は、本来人間に備わっているものである

という理論については理にかなっていると思いましたし、何よりその当時の私は「皮膚科に行ってもなおらない」「どの薬も効かない」「肌に優しい製品すらも使えない」「美容法では解決できない」「毛穴の洗浄やピーリングなんてとんでもない」「もうこれ以上何をしたらいいのかわからない」という状況。

肌断食なんて・・・半信半疑で調べはじめましたが、どのぐらいの時間がたったでしょうか。
スマホをにぎりしめながらだんだんと闘志がわいてきました。

  • ここまで色々やってきたけど、今までやってきたことが改善につながっていると思えない。
  • それならいっそ全部やめてしまえ。
  • 何もしないのだから、良くならなかったとしてもこれ以上ひどくなることは無いだろう。
  • どうにでもなれ。

そんな気持ちで肌断食を始める決意を固めたのでした。

5年という月日

そんな思いで肌断食を始めたのが2016年1月。
特段大きな変化もなかったため経過を書いたり写真を撮ったりという記録を残していなかったのですが、5年目にして変化が見えてきたので、過去を振り返っていきたいと思います。

2016/01-2016/06 ぬるま湯以外のものを肌に着けることを一切断った時期。
極端な皮向け等のトラブルはありませんでしたが、大きな改善も見られませんでした。
流れてくるシャンプーが肌に良くないという情報を聞き、シャンプーを湯シャン(お湯のみでの洗髪)に変えたりと苦労&工夫をしていました。おおきなトラブルはなかったものの乾燥やツッパリ感有り。
眉毛周辺もあれていた為ポイントメイクすらもできず、すっぴんで外を歩く事への抵抗感がぬぐえない時期でした。
2016/07-2016/12 日本からイギリスでの生活に変わり、硬水で顔を洗わないようにするため軟水のスプレー等を使用していました。(アベンヌウォーターには大変お世話になりました。)
せっかく日本で慣れた湯シャンが、海外の硬水で洗うと髪がギシギシゴワゴワになってしまったため、シャンプーを少量使用し顔に当たらないよう気を付けて洗髪していました。
肌断食にもだいぶ慣れ、大きな変化はないもののフルメイク時代からあった慢性的なニキビ(吹き出物?)問題が解決し始めました。
2017/01-2017/12 2年目になり、大きな肌荒れは無くなるも、肌質はハリも弾力もなく、化粧を復活させられるような状態ではありませんでした。
海外生活ということもあり、すっぴんで仕事に行っても注意されることがなく、すっぴん生活がしやすかったです。
たまに友人に勧めてもらったヨーロッパ産の化粧水やクレンジングを少し試してみたりしましたが良い効果は見られず肌断食を徹底継続。*ヨーロッパでは乾燥が気になったため少量のワセリン(サンホワイト)を使用し始めました。
2018/01-2018/12 3年目は2017年と大きな変化はなく、肌の状態としては低空飛行での現状維持。
数カ月に一度、試験的に化粧を試してみたこともありましたが、クレンジングを使うと真っ赤になりその後数日間肌荒れが続きました。
日本帰国後も現状維持が続き、可もなく不可もない状態でした。
2019/01-2019/12 4年目ということもあり、何もつけなくても一定の肌質をキープできるようになりました。肌のバリア機能が復活したのかもしれない!と思いきや、徐々に肌断食だけでは入浴後の乾燥が気になるようになってきました。
そこで椿オイルを導入し、入浴後の保湿や日焼け止め塗らなければならない際に下地代わりに塗ることにしました。
2020/01-2020/12 ニキビ等の大きなトラブルは無いものの、依然ハリのある健康な肌とは言えない状態が続きました。(周囲の人からは、肌トラブルがあるように見えない!化粧すればいいのに!と言って頂けるレベルには復活。)
営業で外間回りが増え、日焼け止めの使用が日常化してきたので、保湿だけではなくクレンジングとしても椿オイル代用。
  • そして2021年に入り6年目にさしかかるころ、急に肌にハリが戻ってきたのを実感しました。
  • まだまだ肌が強くなった感じはありませんが、目が覚めて顔を洗おうとしたときにふっくらと潤いのある肌を掌で実感したのです!
  • 特に大きな生活の変化があった訳ではなく、ただ肌断食を継続し、食生活の改善、定期的な運動をこころがけた生活を送り続けた所、やっと改善の兆しが見えてきたというところでしょうか。

今後について

このように5年をかけて、とてもひどい状態から敏感肌の人のレベルまで戻ったような状態です。
化粧はやろうと思えばできるかもしれませんが、つるんとした弾力のある肌ではないので、化粧がよれてしまいやすく、よりカバー力の高いメイクを施す必要があるかと思います。
しかし、今となってはこれらの肌の弱点を隠すようなフルメイクは、もう必要ないと感じています。

洗浄力の強いクレンジングや洗顔を使わないと落ちないようなメイクで欠点を補い、余計な肌トラブルを招いてしまうのは本末転倒ですし、世間の目を気にして自分に自信を持たせるために武装するようなメイクはもう必要ありあせん。

メイクをする意義は人によって異なると思いますし、価値観が変わってくることもありますので、何が正しいとか間違っているというものは無いと思います。

私は皮肉にも、化粧ができなくなってようやく自分の素の顔が受け入れられるようになりました。
昔は大っ嫌いだった小さな一重の目も、短いまつげも、低い鼻も、バランスの良くない口も、そばかすも、「ま、いいじゃん、愛嬌のある顔で!w」と受け入れることができるようになったのです。(海外で様々な人種に囲まれて、自分の顔が唯一無二の物であると実感できたことも起因しているかと思います。)

今後も肌断食、体質改善を継続し、改善が見られた場合は都度記録していこうと思います。

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